高齢者のてんかんについて
[2023.05.09]
こんにちは🍃大嶋です。
今日は「高齢者のてんかん」についてお話します。
てんかんは小児の病気のイメージがあるかもしれませんが、実は高齢で発症することも多くあります。てんかんの発作は必ずしもけいれんを伴うわけではなく、ぼうっとするだけのこともあり、認知症と区別が難しい場合があります。
次のような場合はてんかんの可能性があり、受診をお勧めします。
・動きがとまり一点を見つめて話しかけても応答がない
・口をもぐもぐしたり、手をごそごそ動かしたりする
・知らない間に転倒してけがをしている
・普段はしっかりしているのに急におかしな様子になり、しばらくすると元に戻る
・上記のような症状が繰り返し起こる
診察時にはCTなどの頭部の画像検査、場合によっては脳波検査などを行い、臨床症状と合わせて診断を確定します。必要であれば発作を抑える薬を処方します。